lunch 11:00~15:00 dinner 17:00~23:00

当店は完全予約制となっております。

ご予約・お問い合わせTEL.011-215-5584

News&Topics

  • 2016.11.09

    2016年J.S.A.シニアソムリエ試験を終えて

    私事のご報告ですが、一昨日(2016年11月7日)シニアソムリエの第3次(最終)試験を受けてまいりました。

    ▼ソムリエやシニアソムリエについては、協会のHPを是非御覧ください。
    https://www.sommelier.jp/

     

    この試験に向けて準備をし挑んできましたが、本番では情けないほどの凄いプレッシャーに襲われ、試験が終り振り返ってみると、色々と後悔が頭に浮かんできます。
    知識不足や技術不足であればまだ諦めがつくのですが、緊張感で出来る事が出来ず知っていることを表現出来なかったことはとてもとても悔しいです。

     

    とはいえ、いままでお客様や友人からたくさんの声援を頂き、支えて頂いたお蔭で精一杯やってくることが出来ました。それなりの手応えもございます。客観的に考えて、合否確率は五分五分というところです。

     

    今回の受検を通して一番感じたことは、メンタリティの重要性です。
    知識や技術を高めることはプロとして当たり前に必要ですが、それをしっかりと使うことが出来るメンタリティです。

     

    いくらスペックを高めようとも、必要な場面で力が発揮出来なかったり、力の使い方を間違えてしまっては意味が無い。
    ソムリエとして接客する上で、技術や知識だけでは無く、どのような場面においても冷静に判断・対応し最善のサービス提供を出来る者がシニアソムリエを名乗れるのだろうと、改めて思い感じました。

     

    10年くらい前まではワインが大嫌いで苦手だった私が、まさかソムリエになりシニア試験を受検することになるとは全く想像もしていませんでしたが、この道に進み良かったと思っています。
    大きなキッカケを作って頂いた開米さん、いままで応援・支えて下さったお客様や友人、皆さんに心から感謝しています。

     

    まだまだ未熟で試験結果もわかりませんが、これからも1人でも多くの方々に「ワインのある食事」を愉しんで頂くお手伝いが出来るよう、日々務めてゆきます。

    ソムリエバッチ2

  • 2016.10.31

    ソムリエ協会特別例会セミナー 「テイスティングは脳でする」 ※最後にハプニングも…

    昨日、ソムリエ協会が主催するセミナーに参加して参りました
    KIMG2428

    今回のテーマは「テイスティングは脳でする」
    講師は当協会の中本副会長と石田副会長

    両氏の著書「テイスティングは脳でする」をもとに、
    分析を目的としてテイスティングをする際に重要な
    心構え・ポイント等を大変分かりやすく解説頂きました

     

    この著書を既に何度も読み返して感じていた事ですが
    テクニカル的なことの前に意識の大切さを感じました

     

    ・基本を大切にし自分のフォームをしっかりと作る
    ・先を急ぎ過ぎない
    ・品種を特定(当てる)ことに重点をおかない
    ・表現をする、伝えることの大切さ
    などなど

     

    解説の後は、ブラインド(情報を知らされていない状態)で
    4アイテムのワインをテイスティング

    KIMG2430

     

    品種を当てたくなる衝動を抑えつつ
    じっくりと1つ1つワインからの情報を読み取ってゆきます

     

    KIMG2431

     

    石田副会長が発するテイスティングコメントには
    たった1杯の液体に
    ブドウが生まれ育った土地や気候・醸造方法などの情報にくわえ
    人々が造りあげてきたたくさんの想いが詰まっていました

     

    それは、凄い!と思うと同時に
    これがお客様へのサービスになるのだと…

     

     

     

    お二人の掛け合いや軽快なトークもたいへん面白く、
    ワインとテイスティングの奥深さを改めて感じると共に
    やっぱり”ワインって愉しい”と感じるセミナーでした。

     

    この様なセミナーで感じ得た素敵な想いと、
    私達が持つわずかばかりの知識を
    当店にご来店下さるお客様や、かかわる全ての皆様に、
    還元できるよう務めてゆきます。

     

    [追記]

    閉会後、同じく参加されていた方々と挨拶をし会場を
    出ようとした時、協会の役員さんと一緒にいる中本副会長と
    石田副会長の姿が・・・これはチャンス!

     

    湧き上がる気恥ずかしさを抑え付けて近づいてゆき
    「サインをして頂けますか?」お願いしたところ
    おふたりとも笑顔で了解。

     

    持っていたカバンから、すかさずサッ!と本を取り出し
    お二人の差し出した私の右手に持っていたのは
    なんと田崎会長の著書「和食とワイン」!!!

     

    いやいや、私だけでは無く、
    その場にいた全員が驚き、固まった瞬間…

     

    いやー慌てました。。。
    なんで私は田崎会長の本もカバンに入れて行ったんだろう?

     

     

     

    KIMG2434

     

    もうすぐで試験
    この本をお守りにさせて頂きます!

  • 2016.09.09

    ソムリエ協会例会セミナー テーマは「日本酒」

    みなさまご存知の通り、今年の北海道は台風の影響を大きく受けました。
    被害にあわれました皆様には心から御見舞申し上げます。

     

    道東地方の新得町や十勝清水町には日頃からお世話になっている方も多く、河川の氾濫や道路の崩落、橋の崩壊、生活水の断水等たくさんの被害を受けという情報を聞く度に心を痛めておりました。

     

    今回のセミナーは帯広が会場だった為、少々迷いつつも御見舞いとご挨拶を兼ねて新得町・清水町にも寄らせて頂きましたが、沢山の方々の努力と尽力により着実に普及している様子が伺え、皆様の笑顔も見る事が出来て少しだけ安心致しました。

     

    さて出席したセミナーですが、今回のテーマはワインでは無く、なんと「日本酒」
    KIMG2269
    ソムリエ協会副会長であり株式会社横浜君嶋屋の君嶋社長によるお話を伺いながら、原料である米の違いによる味わいの違いなどの考察を致しました。

     

    以下は私の備忘録です。
    KIMG2270

    ▼印象深かったお話

    ・北海道産の酒米「吟風」について
    ~雄町や美山錦を使っていない黒龍酒造が使っている驚きなど

    ・原料の重要性
    ~今までは原料の質を技術でカバーして来たが、最高の日本酒を造る為には良質な米が必要不可欠。

    ・醸造用アルコールの添加は絶対悪では無い。
    ~日本酒にもTPOがあり、料理とのペアリングなどでは、その方が合う場合も少なくない。

    ・原料米の格付けと価格について
    ~菊姫による村米制度の起立など

    ・セルレニン耐性酵母について
    ~メリットと多様することによる懸念

     

    ▼テイスティングリスト
    酒

    ・奈良萬 純米(夢心酒造/福島) 五百万石(会津産 精米歩合55%) 2.300円(1800ml)
    外観>淡いグレー、青み、粘性は豊か
    香り>穏やか 甘みを含む 時間の経過によりミネラルが豊かに
    味わい>ふくよかなアタック

     

    ・二世古 辛口特別純米吟風(二世古酒造/虻田) 吟風(北海道産 精米歩合60%) 2.200円(1800ml)
    外観>淡いグレー、青み、イエロー、やさしい粘性
    香り>静かなアロマ、おとなしい柑橘系、
    味わい>ふくよか、メロン、ドライな塩味による長いアフター
    上品なフルーティーさがあるので冷でオススメしたい
    ペアリングが直ぐに思いつかないが、食中酒に良さそう
    ビッタリとくる料理があるはず

     

    ・黒龍 純米大吟醸 吟風 酒門の会(黒龍酒造/福井) 吟風(北海道産 精米歩合40%) 3.000円(720ml)
    外観>グレー、青み、淡いイエロー、やさしい粘性
    香り>瑞々しいアロマ
    味わい>ふくよか、メロン、静かに消えてゆくアフター
    上品なフルーティーさがあるので冷でオススメしたい
    冷えた果物と逢わせたい

     

    ・菊姫 山廃純米 鶴の里(菊姫/石川) 山田錦(兵庫特A地区・吉川産 精米歩合65%) 4.000円(1800ml)
    外観>グレー、青み、イエロー、粘性中程度
    香り>豊かなタイプ、お米とそれ由来の甘み、
    味わい>力強いアタック、バランスのとれた豊かなアルコール
    しっかりと味付けをした料理、温かい料理に逢わせたい

     

    ・奥吉川 生酛純米大吟醸(本田商店/兵庫) 山田錦(兵庫特A地区・吉川・金会、奥谷産 精米歩合35%) 25.000円(1800ml)
    外観>グレー、青み、イエロー、粘性中程度
    香り>マスカットのアロマ、少しだけワインを思わせる(オーストリーのグリュナーフェルトリナーなど)
    味わい>塩味によるドライで長めのアフターを持つ
    単品で愉しみたいタイプ
    料理を逢わせるとしたら、上質な食材と丁寧な調理が必要

     

    ・紀土 大吟醸(平和酒造/和歌山) 山田錦(精米歩合35%) セルレニン耐性酵母を使用 4.200円(1800ml)
    外観>グレー、青み、粘性は中~やや強め
    香り>少し固め、ミネラル、酸(酢酸)を感じる
    味わい>強めで主張がはっきりとしている、柑橘系のキャンディ
    お燗にしたらどうだろう?提供はやや高めの温度でデキャンタージュするとかが良さそうな気がする

     

    ▼全体的なテイスティングの個人的な感想(ワインとの比較)
    ・外観は全体を通してグレーと青みが共通して、イエローの粘性の濃淡以外の違いが見つけられない
    ・アロマは全体的に上品 精米歩合による違い、アルコール度数、酵母の違いなどは分かりやすいかも
    ・味わい(アタック)が全部ふくよかに感じたのはがワインを意識してしまった為だったと思う
    ・原料による日本酒の品質影響は想像出来るが、テイスティングによる原料の判別は難しい

     

     

    これからの時代、フレンチやイタリアンに日本酒を逢わせるのも面白そう!
    何かヒントが得られるかも~と思って今回のセミナーに参加してみましたが…

     

    今回のリストによることかもしれませんが、ワインに比べるとやはり日本酒は全体的に上品で個性の差がおとなしい。ゆえに、単純に品質と好みだけで用意するのなら難しいことなどは無いけれど、プロとして料理とのペアリングも考慮し提供する場合には相当の勉強と熟考が必要だと感じました。

     

    コレ以上勉強をすると、スカスカの頭が爆発しそうですが(笑)
    そこには最高の喜びがあることを私は知っています♫